ガガンボの展翅


これが良いかといえば…。
標本の為には決して良いとは言えません。

なぜなら、標本を破損するリスクが大きいからです。

でも、『見せる』と言う視点からは、こういう展翅も必要かなぁと思います。

そこでこの方法をご紹介。
以前どこかで書いたと思いますが、私はこの方法を『水展翅』と呼んでます。

まず、プラ板かガラス板を用意します。
あと、塩ビ性のテープと水です。

標本を水で湿らせてプラ板に仰向けの状態に乗せます。
翅へ適度に水をつけて展翅します。

次に塩ビテープを濡らして翅や脚に乗せます。

ティッシュで作ったこよりで余分な水を吸い取ります。
すると、ピタッとテープが張り付きます。

あとは乾くのを待つだけ。
乾くとテープは簡単に剥がれます。
翅も簡単に剥がれますが、針を使って慎重に浮かせる様に剥がします。

この方法だと、極小のハチなども展翅出来ますし、極小甲虫の翅を開いた標本なんかも作れます。

結構面白いですよ。
自己責任でお試しあれ。