栃木百名山より

この週末は茂木町の比較的らく〜な百名山を登っておこうと思います。



今回の献立は、

1.鶏足山
2.高館山
3.鎌倉山

以上の3つ。

そのうち今日は『鶏足山』のご紹介。

登山ルートは幾つかあるようです。

ですが今回は3つ登頂する予定なので、短距離で勝負です。

それだけに登りが急になるのは仕方ないでしょう。

登山口を探すのにちょっと手惑いましたが、ご親切にちゃんと案内板があったんですね。

しかもパンフまで置いてあります。

有難くパンフをちょうだいしたところ、何やら昔話が書いてありまして、ほぼ登山的には無意味でした。

内容はと言うと、ど偉いお坊さんに村一番のお姫様が恋をして、そのあまりの激しさにお坊さんが身代わりの木像を置いて逃げ出す・・と言うストーリーです。

内容的にかなりムリがあるので、ど偉いお坊さんの名前は伏せちゃいましょう。

結局、そのお坊さんが逃げながら見付けたのがこの鶏足山だそうで、いろいろとおいおいな感じです。

地元の方々に偉く大切にされている山のようで、とにかく案内板が多いです。

これならルートが直ぐに分かって助かります。

茂木はどこの山に行っても、山が大切にされていて感心します。

いきなりの急坂でしたが、なんとか一気に登りきりました。

親切なことに山頂を示す看板が立っています。

到着してよくよく見渡すと、あちこちに看板だらけです。

しかも、同じ山頂に2つの名前が・・一体どちらが本当なのかな。

とりあえずは山頂に来たということで・・っと思いましたが、なにやら北峰があるようでして、そちらも行っておくとしましょうか。

ぐわ〜んと降りてぐい〜んと上がると、またまた看板が見えてきました。

どうやらここで偉いお坊さんは修行したようです。

確かに見晴らしは最高ですね。

しかしよく見ると、景色をよくするために木が切られていました。

確かに景色がいいに越したことはありませんが、ホコラの風致木まで切ることはないのになぁ・・。

こちらが茨城県側です。

う〜ん・・、なにもありません。

関東はやっぱり平野でした。

こちらが栃木県側です。

う〜ん・・、やっぱり何もありません。

ですが、平野の向こうに景色を遮るかのように、日光の山々が立ちはだかっているのが見えました。

ここから見ると、栃木の平野部に男体山から冷たい風が吹き降ろすのがよく分かります。

その風は、遥かこの鶏足山にまで達します。

山頂では、その日光から平野を駆け抜けた北風が、止め処なく吹いているのでした。

その風をよけるために、おそらくは植えたであろう針葉樹もバッサリ切られ、なお寒々とした山頂になっているのであります。

春、乃至秋に訪れれば、恐らくはそんなことも考えなかったことでしょう。

まぁ何はともあれ、栃木百名山、ひとつクリアーです。

さて、あと2つ登って来るとしましょうか。