ヤナギ病とウラジロモミ病
カァー!っと晴れた8月は、どうしてもヤナギとモミを見上げちゃいますね。
それが甲虫屋というものです。
栃木県に拘り続けて、あらゆるヤナギポイントとモミポイントを彷徨いましたが、今回はまだ行った事のないポイントに行ってみようと車を走らせました。
その前にオオチャイロハナムグリのミズナラに立ち寄ってみます。
・・残念ながら、オオチャイロは居ませんでしたが、キマワリがいました。
こんな標高でもいるんですね。
さて、ヤナギを見て回ります。
ヤナギも太い木ばかりで、枝先を見るのも首が疲れて困ります。
ちょっと視線を落としますと、洞が開いてます。
そしてお尻が見えます・・。
ホジホジしましたら、ゴロンと出てきたのはヒメオオの女の子でした。
正直ルッキングはニガテなので、エイ!っとヤナギを蹴っちゃいます。
あっちもこっちもエイエイ!っと蹴ってゆきます。
すると、ボテ・・と音がして草が揺れました。
おお!いたいた。
栃木県産ヒメオオの男の子です。
これでヒメオオは満足。
終了!
さて、次はモミ行ってみましょう。
見てください。
もうオオトラが飛び交っているのが目に浮かぶような光景ですね。
大きなウラジロモミもありますが、いい感じに若いウラジロモミもあります。
これ重要なポイントです。
林床には倒木もありまして、いい感じに赤枯れてます。
これはきっとツヤハダクワガタが居るでしょう。
でも採りません。
そして恒例のきのこ観察・・。
きのこってステキ。
林道にもどりますと、なんか見たことの無いシジミチョウがいました。
恐らくスレてこんな模様なんでしょうね。
ごめんなさい。私には分かりません。
あとで師匠に聞いてみます。
さて、肝心のモミですが、いい感じですよ。
モミの臭いがプンプンします。
・・という事は、ヤニが出まくっている証拠です。
どれどれ・・、おお・・。
ついてますついてます。
予想通りバッチリオオトラポイントです。
これ、新鮮な羽脱孔ね。
現在進行形でこの森にはオオトラが居ます。
残念ながらこの森ではオオトラの成虫と出会うことは出来ませんでしたが、折角ですので、栃木県産のオオトラの女の子見せちゃいますね。
ちゃんと居るんですよ。
栃木県にもオオトラカミキリ。