'09@初採集

2009年の新春明けましておめでとうございます。
「もうもう山にいこう!」をご覧頂きありがとうございます。
本年もよろしくお願い致します。

さて、いつもよりちょっと出足が遅れた’09の新春ではありますが、天牛党の仲間と、とち昆の先輩と共に渡良瀬遊水池に初採集にやってきました。

はじめは意気揚々と藪に突入するハンター達ではありますが、皆さん年の所為か、直ぐにゼエゼエいいながら薮から飛び出てきました。

っと言う私は、はじめから薮には突入せず・・。(^^;
お気軽河川敷採集にすぐさま切り替えてしまいます。
やはり最後まで薮を彷徨っていたのは、りゅうひさんでした。
りゅうひさんのアクティブさに感服です。

今年最初の甲虫はこちら。
アオゴミムシとアオヘリホソゴミムシでした。
ちなみに超〜〜〜普通種です。
彼らに失礼ですね。とてもとても沢山いるゴミムシです。
え〜、今回はオールキープを目指しています。
どこまでもつでしょうか。

お次はうれしいヒメマイマイです。
2頭出ました。もうちょっと集団でいらっしゃるのを期待したんですけどね。
欲を張るのはいけません。

さて、移動。

移動先は未開の地です。
みんな此処は来たことないとのこと。
さっそく突入します。

竹やぶを抜けると、河川敷に出ました。
ヤナギの根元を崩してみましたら、なんとセミの幼虫が出てきました。
水没したときはどうしてるんでしょうか。
たくましいセミです。

向こうで達磨さんが呼んでます。
なんでしょうか。

うあ〜!キレイなゴミムシです。
喜んでいたら、どうやら激しく普通に産す的ゴミムシらしいです。
フタモンクビナガゴミムシっていいます。

のちに、これが激しく普通に産すを実感とすることになります。

実を申しますと、このゴミムシが出た時点で、オールキープの欲望は心折れてしまった訳です。
針が何本あっても足りません。

ちょっと鮮度の良いヤナギの倒木をグサっとやると、カミキリの幼虫が出てきます。
以前、キープして育てた結果ではウスバカミキリでしたので、これも間違いなくウスバカミキリだと思われます。
丁重にお戻り頂きました。

そして、再び移動。

昼食をガツガツとやっつけて、再び移動。
今度は遊水池を離れて、山を目指します。

山に突入後、先ず出迎えてくれたのはアキタクロナガオサムシでした。
そこそこ採れます。
でもなかなか集団で越冬している姿には出会えません。
狙っていないときは、ドサ!っと出てくるのに、虫ってホントに不思議です。
欲が出ると採れなくなるものです。

比較的新鮮な倒木からはウバタマコメツキが出てきました。
ウバタマコメツキがこういった出方をしたのは始めてです。
樹皮裏に細長い楕円形の蛹室を作っているのはよく見るんですけどね。

最後は崖からアオオサムシを出して終了です。
それとアオオサの冬虫夏草も出てきました。

夕べは酒宴だっただけに、お疲れの方もいらっしゃるようですので、今回はこれにて終了。

一度解散した後、達磨りゅうひ両氏と共に、珈琲&シュークリームでしばし歓談の後に帰宅しました。

まだまだ体がナマってはいますが、明日からは日常に戻ります。
さてさて、気持ちを切り替えて2009年の活動を開始致しましょう。