ブナ林を歩こう
今回は県北の百名山を登ってみることにしました。
日の出前に上り始めます。
山頂までは1時間30分程度の工程ですが、私の場合、所謂登山とは違うので大目に時間を見ておかなくてはなりません。
登り始めて30分ほど経ったころに、隣の尾根からようやく太陽が顔を覗かせました。
山の中腹あたりから、大きなブナやミズナラが見られる様になってきました。
すっかり陽が昇ったころには、ブナ林に到着することが出来ました。
ここは日当たりがいいらしく、雪は残っていないようです。
ふもとには少しですが雪が残っていましたので、登るほどに雪が積もっているものと覚悟はしていたのですが、ここのところの暖かさで解けてしまったのでしょう。
これではスキー場もアガッタリなのではないでしょうか。
立枯れにはルリのマークも刻まれています。
当然コルリクワガタも居ることでしょう。
良い感じの倒木も沢山見られます。
ちょっと削ってみましょう。
おお〜!出ました。
これは嬉しいおまけです。これをメインにして採集しても良いくらいです。
ちなみにツマグロコメツキといいます。
栃木県ではとてもとても記録の少ないコメツキです。
本命もちゃんと出ます。
良い森です。
とりあえず山頂を極めてきましょう。
ワシワシと落ち葉を踏みしめて、ちょっと早足で登っていきます。
サクサクと、心地良い落ち葉を踏みしめる感触が、ザラっとしたものに変わり始めた頃、辺りは薄っすらと雪が見えるようになって来ました。
あっと言う間に積雪ゾーンに入ります。
雪の上は、ケモノたちの足跡がいっぱいありました。
これは典型的なウサギの足跡ですね。
では、これは?
う〜ん、まだ小さいようですが・・。
私のげんこつよりちょっとだけ小さい感じの足跡もあります。
これってアレですよね。
ようするに、あそこで食事をしてたんでしょ?
今年は暖かいので、冬眠していないのかなぁ。
そして山頂到着です。
雪の上を歩くのは、かなりキツかったですが、この時期にブナ林を歩けただけでも儲けものですね。
下山しながら採集を楽しんでいましたら、下山にちょっと時間が掛かりすぎてしまいました。
もう一つ百名山を登るつもりでしたが、時間を逆算すると、下りてこれるのが17時近くなってしまいそうなので、今日はこれでおしまいです。
お湯を沸かしていつものカップヌードルを食べて、温泉に浸かって帰宅しました。
なんとも心地よい疲れでした。
実質これが今年の百名山登山の締めになりそうです。