百名山に思うこと

栃木百名山下野新聞の読者アンケートで決められた栃木県の一度は行ってみたい山ベスト100ですが、なんでこれが百名山なんだ!って思う山が幾つもあります。
っというか殆どがそうです。
下野新聞の方に言いたい!
ちゃんと見識のある選考委員を選任して、各分野から見た百名山を作って頂きたい。
ぜ〜ったい、地元の山を愛して止まないグループが数に任せて投票しまくったとしか思えないような山が多すぎるんです。

まぁ・・、今回登った山がそうとは言いませんが、なんとなく、ただなんとなく県東部の山の選び方に疑問を抱かざるを得ないのであります。

それはともかく今回は黒羽町の花瓶山、それと萬蔵山に登って来ました。

はじめは花瓶山からです。

とにかくひたすら杉・杉・桧・杉・・・。
勘弁してもらいたいです。
その上保護林とか言ってますが、これのどこが保護なんでしょうか。

ようやく針葉樹の植林地帯を抜け掛けたかと思った辺りで道案内の看板があります。

まったく当てにならないルート図が書いてあります。
とりあえず登ってみましょう。
しばらくは、杉林と雑木林の境目を歩きます。
気がつくと、三角点のような石が・・。
なんか違う感じ。
とりあえず先に進んでみましょう。

ちらほらとブナやモミの大木が目に付きます。
ですが、なぜかコナラとクヌギまで生えてます。
どうにも不自然です。山をいじり過ぎです。

トボトボを山道を歩いていると、つい姥捨て山のお話を思い出してしまいます。

老いた母親を背負って、山道を歩いていると、背中の母が小枝を折っています。

『オッカァ・・なしてそったら事をしているだ?』

そう訪ねると、母親はこう答えました。

『お前を食ってしまうためさ!』

・・違います。冗談です。
『お前が帰りに迷わない様に、道しるべをつけているのさ。』

ここで思うのです。
“私なら絶対その道しるべなら迷う!間違いない!”
手折った枝を、道に落とされようものなら、もはやアウトです。

山を実際に歩けば、分かります。

三年寝太郎ってお話しも、なかなかヒドイ話しですよね。
その辺りの突っ込みはまた後日にでも・・。

で、行けども行けども山頂が現れません。
どうもおかしい・・。
どれくらい彷徨ったでしょうか。
来た道を引き返して見ます。

すると、行きには気付かなかった道が下りでは目に入るポジションにあります。
もしや・・と思い進んでみると、有りました!山頂の三角点です。

おいおい!普通わからんぞ!(^^;
それにここは本当に山頂?
尾根じゃないの?
・・そんなところです。

ま、来たということで。(^^;
かなりのロスタイムです。じっくりコルリクワガタでも探すつもりでしたが、時間の全てを山頂探しに費やしてしまいました。

・・それでも、折角ですからいろりろ探ります。

で、結局見つけたのがこちら。

マダラクワガタです。これは当たり材でした。
サクっと4頭出てきました。

ここでタイムアップ!
つぎに萬蔵山にも行く予定ですので、これにて下山です。

下ってきて水場で手を洗っていたらワサビが生えているのに気付きました。
でも採ってませんよ。山菜泥棒になっちゃいますから。

次は急いで萬蔵山に登ります。
しかし、・・う〜ん。

環境が最悪。(^^;
ガレ場はあるのですが、わざわざここで採集しなくても・・そんな感じの場所です。
その他はひたすら杉&桧の二次林です。
これではアルマンもいるまい。
トゲフタオタマムシでもいれば救いなのですが、当然居るわけもありません。

これにて今日のフィールドワークは終了です。
帰りに某道の駅で温泉&食事でまったりしましたが、食べたこだわりのら〜めんがちょっと・・。
どんなだったかはここでは書きますまい。
でもその店の近くのクレープは最高でした。
何が最高かって、生地の焼き加減が絶妙でした。
ま、そのヘンのことは今回は割愛します。

ともかく、今日はそんな一日でした。