そして岩山

さて、続きをお話ししましょう。

二股山の頂上から次にアタックする岩山が見えます。

この景色から察するに、さほどでもないだろう・・と高をくくってました。

まあはじめは余裕綽々で降りたわけですよ。


・・そういえば、いつの間にか先ほどのビーグル犬が居なくなってました。

下山するともうそのビーグルはイヌカゴに入れられていました。

「何か収穫はありましたか?」

後片付けをしていた猟師に聞いてみました。

「いや〜、何も捕れんかったよ・・」

どうやら収穫は無かったようです。

「あ!そういえば、行きにカモシカに会いましたよ。」
「なに!やっぱりカモシカだったか!チクショウ〜!」

おいおい、打つ気マンマンかよ。(^^;;

ちなみにカモシカの本当の名前はニホンカモシカって言います。

そんでもって特別天然記念物です。食べちゃダメです。


さて、そんな二股山を離れて、今度は岩山アタックです。

登山口から緩やかな山道を上がっていくと、目の前に大きな岩の壁が見えてきました。

どうやらあの辺りが3番岩のようです。

ひえ〜!これはすごい。

正直私は高いところがニガテなんです。

よくこどもにバカにされます。

「高所恐怖症だ〜!」

いえいえ、怖いんじゃありません。嫌いなんです。

ですから高所嫌悪症ということにしておきましょ。

で、岩を見た私の目に、信じがたい光景が飛び込んできました。

見えますか?・・岩壁に人がしがみ付いています。

見えない方の為に拡大してみましょう。

ムスカ・パロ・ウル・ラピュタの名言を借りれば、「見ろ!人がゴミのようだ!」ってヤツです。

あ、ちなみにですがロムスカ・パロ・ウル・ラピュタ (Romuska Palo Ur Laputa)とは宮崎駿監督の「天空の城ラピュタ」に出てくるムスカ大佐のことです。

それとマメ知識としてですが、未来少年コナンに出てくるレプカの先祖・・と言う設定だったそうです。

・・まあどうでもいいんですけどね。

さて、とてもじゃありませんが私にはあんなのムリです。


・・とかいいながら、ここまで着ちゃいました。

怖ろしくて下を見ることが出来ません。

ちなみに直壁は避けさせて頂きました。

・・ああ、空ってなんて青いんでしょう。

とても下が見られません・・。

なんだかこうやって岩を見ていると、アメリカの歴代大統領の顔でも彫りたくなってきます。

まあこうしていても仕方ないので、とりあえず上まで上がってみましょう。

そして、這い蹲りながらパシャリ。

うあぁ・・、とても画像では伝えきれない恐怖がここにはあります。

なんだかこの辺りは3番岩とか書いた札が近くにありますから、あと2番岩と1番岩があるんですね。

とりあえず行って見ましょう。


・・しかしこのあと、とてもハードな行程となり、撮影している余裕がありませんでした・・。

太股パンパンの足首と膝ガクガクです。

今来た道を戻るのかと思うと、果てしなくブルーです。

とは言うものの、1番岩で午前中に居た二股山を撮影することが出来たので、まあよしとしましょう。

最後に「くさり場」と言う難所に行ってみたのですが、あそこは人がいて良い場所ではありませんでした。

見たかった人ごめんなさい。

あの景色は画像でなく、生で見ることをお勧めします。{{(-д-;)}}