久しぶり!

久しぶりにクヌギの樹液を見に行った。
目的はミヤマカミキリの撮影である。
どうせ行くならいろいろと楽しめた方がいい。
そこでネブトクワガタを採集したことのある森へと行った。
お目当てのミヤマカミキリはすぐに見付かった。
何枚も撮影したが、やはりライトを当てての夜の撮影ではいい写真が撮れない。
どうしてもカミキリだけが浮いて写ってしまい、生態写真らしさが出ないのだ。


カミキリを見ながらクワガタも見た。
大きなスジクワガタの♂が欲しくて、手当たり次第にクワガタを摘んでいく。
5頭ほど大歯型を摘んだところで、樹皮上でじ〜っとしているクワガタの♀を発見。
この動かなさ具合は間違いない。ネブトクワガタだ。



この点刻がたまらい。なんとも魅力的なクワガタだ。
これが欲しくて沢山の採集者が森に入るようだが、採集のマナーを守っている人が本当に少ないのが残念だ。
採集マナーってなんだ?って言う人のために、いくつか書いてみると・・


1.木をいじめない。
2.虫の隠れ家を壊さない。
3.ゴミは持ち帰る。


最低限これだけは守ってもらいたいものである。
末永く森と付き合う為には、欲望むき出しで森に入ってはいけないのだ。
もちろん、採りたい!という欲望というかモチベーションは抑えがたいものがあるが、大切なのはモラルある行動である。
こどもの目の輝きを失わず、おとなのモラルを持つものこそ、昆虫愛好家であると硬く信じる。