タラの木の悲鳴

今日はちょっとタラの木を見に行った。
正確には『木』ではなく『芽』を見に行ったのだが・・。
当然カミキリも探してはみるのである。

しかし、タラを見てがっかりした。悉く木の頭の部分が
切り取られているのである。
我先にと思う気持ちは分かるのだが、なにもそんなにガツガツ
しなくてもいいじゃないの!・・っと思うのだ。
一番芽を切り取られて、次に来た人は二番芽三番目を容赦なく
膨らむ前にもぎ取って行く。
確かにおいしい山菜だが、芽が程よく開いたときに出会った人の
幸運と言う訳にはいかないものか。

山菜の王様などとヘンな異名を貰ってしまったばかりの不幸である。
これと同じく、コシアブラも山菜馬鹿に狙われている木の芽なのだが、
コシアブラに至っては、木を丸ごと切り倒されてしまっている有様
なのである。そこまでして喰いたいか?
そんなヤツが自然派をなのるのが歯痒い。



なんだか、ネジロカミキリなんかよりずっと、人間の方がタラの木には
害なのではないか?っと思う自分であった。