ザリガニたち

お昼休みに、県博の脊椎動物の先生がザリガニの塩茹でを持ってきてくれました。

え~!ザリガニ食べるの?エンガッチョ!!
っていう人もいるでしょう。

このザリガニくんたちは、山の中のトウキョウサンショウウオの棲んでいる水辺に、何らかの理由で入り込んでしまった子たちなんです。

ちゃんと真水で飼育して泥抜きされてボイルされた幸せ者です。

汚い・臭い・気持ち悪いの3Kを叫ばれて、今じゃ外来種のレッテルで邪魔者扱いです。

でもね、彼らだってちゃんと生きてるんです。
確かに、本来の生態系からみれば『害』です。
駆除もやむなしです。
せめて環境保護を訴える人は、全てとは言わずとも、食べられるものは食べてあげましょうよ。

彼らは、やがて食べた人の身体の一部になります。
そして今度は、その人を介して、環境保護をすることが出来るんですよ。
それこそが本当の生まれ変わりでしょう。

食材は皆、将来の自分です。
つまり、食材の棲む、或いは生えている環境もまた、将来の自分じゃないですか。
だから環境は大切にしなくちゃダメなんですよ。


な~んて考えながら、美味しくいただきました。
ご馳走さま、ザリガニくん。