男体山に登ろう

10月12日、日曜日。
早朝に日光入りして男体山に登ってきました。
なにやら気象庁は、今後男体山を活火山に加えるか検討するそうです。
もしも男体山が噴火するような事があったらとんでもない事になってしまいますね。

噴火と言えば『ドラゴンヘッド』ですね。(無理矢理)
奇しくも日光には竜頭の滝と言う名瀑があります。
鹿沼から今市を抜け、竜脈が日光に達してもいます。

さて、この時期の男体山は、さぞかし登山客で賑わっているものと思ったのですが、殆どいらっしゃらないご様子。

それにいつの間にやら何合目と言う標識まで設置されていて、気分的にとても楽です。
これがあるのとないのでは相当違います。

「あの尾根まで上がればもう少しだ!」
なんて思って勢いよく登ってみると下り坂・・なんてことは良くある話し。
登山とは人生なんですな。

しかし、辛い事ばかりでもありません。
写真では伝えられない、それはそれは素晴らしいパノラマを見ることが出来ます。
たまには一息ついて振り返ってみると、自分の足でここまで登って来たことに、自分でビックリしたりもします。

それにここまで来なくては拝めない風景もあります。
下に居たのでは、決して見ることが出来ない景色です。
ちょっとこの写真見てください。
あなたは雲と空の境目に立ったことがありますか。

谷を渦巻く雲は、まるで竜が空に上らんが如く暴れています。
雲の流れ、風の勢い、それら全てに人間の力の及ばざるを感じます。
昔の人は、このような景色に神を感じたのでしょうね。

登り始めて2時間30分ほどで山頂が見えてきました。
頂上は暴風が吹き荒れていました。
頂上の、そのまた一番高い岩の上に一本の剣が刺さっています。
真の勇者しか抜けない剣か!・・と思いましたが、向きが逆ですね。
雷を呼んでいる様に見えます。

神社であろう建物もあります。初めて知りました。
そして驚いたことに、このような山頂で鳶(職人)の兄さんが仕事してました。
ニッカポッカでサンダー掛けてます。
職業病ですね。思わず見入ってしまいました。
何がすごいって、小さいとは言え発電機を持ってきていました。
あっぱれです。

で、私はここでお昼タイムです。
バーナーでお湯を沸かして、カップヌードルを作ります。
お湯を沸かしている鍋の上に皿を乗せて、おにぎりもついでに暖めますよ。

残ったお湯でコーヒーも飲んじゃいます。
あ〜・・、なんと言う充実した時間なんでしょ。

下山後にトラップを仕掛けて日光を後にしました。


・・翌日。
トラップの回収に向かいましたが、出だしが8時になってしまい、大渋滞に巻き込まれてしまいました。
1km進むのに1時間。ラジオの交通情報を聞いてみるといろは坂を上るのに2時間半とのこと。
カーナビで見ると、いろは坂までそこから10km。
計算すると、トラップのポイントに到着する予定時刻は18時30分頃・・。
すぐにUターンして帰りました。
これにて終了。

この週末に1週間ぶりに回収に行きましたが、お目当てのオオズもオサも落ちておりませんでした。
もうシーズンも終わりのようです。
今後はコルリに専念する予定であります。