カクレミノで・・

今日は所用で身動きが取れず・・。

ひたすらストレスを溜め込んでいるわけで・・。

いや、これはもう、何が何でもなんでもいいから採集に行きたい!

っと言うことで、無理やり強行の採集であります。

そもそもはムネアカセンチ狙いで立ち寄った某公園。

そういえば、天牛党の岩崎さんが『カクレミノがいっぱいありますよ・・』っと言っていたことを思い出しまして・・。

歩くこと1時間、ようやくそれっぽい場所を発見しました。

で、さっそく枝をルッキング。

う〜ん、居ないのか、はたまた見えていないのか・・。

既に午後4時を回っています。流石に林の中は薄暗くてわかりません。

っと、足元を見ると・・。

おお!これがウワサのカクレミノ落し!(※注意 私が勝手にウワサしている。)

拾い上げて断面を見ると、ビッシリと食粕が詰まっています。

これは居る!っと確信して探しますが幼虫の食害は見付かるも本体が見付かりません;;

メタボダッシュで車にもどり、ライト片手に急ぎ戻ります。

なんとしても日が落ちる前に本体を見つけて撮影せねば・・。

で、ライトオンでいきなり発見!

そして撮影。

しかし、先ほどメタボダッシュを使ってしまったので、HP(ヒットポイント)が激減していて、じっとしていられません。

恐ろしいほど手振れしています。

振るえよとまれ!とまれ!っと念じ、ようやく撮影完了。

しかしながら一枚としてピントが合った画像がないのでした・・。orz

ちなみに、これがちょっと失敬してきた食害を受けている枝先です。

芯がすっかり空洞です。ですから、幼虫の居る枝は曲げるとクネっとチカラなく曲がります。

そんでなぜか枝先をチョコンを落とすのですね。

カクレミノ落しを受けた枝先はフンでいっぱいなのですが、なぜか葉っぱは青々としています。

パカっとな。

幹に向かって食い進みます。

ちなみにこれは、開いたら落ちちゃったので戻してあげたら、前後逆に入れてしまったところです;;

なんだかあんまりカミキリチックでない幼虫です。

お尻はラッパ状につぶれている感じで、頭部も異様に盛り上っています。

でもどうやって切り落とすのでしょうか・・。

う〜ん・・。

きっと勝手に落ちると自己解決。

でも、つぶさに観察すると、切り落としたい部分はかなり薄皮一枚になるまで内側からかじっているのが伺えます。

おまけに今回は卵も発見。

枝をカジカジして産卵しています。

産卵された枝は樹液が染み出しているので分かります。

なんとなく彼らの営みが見えた気がしました。

今度は明るいうちに行って、ピントバッチリの画像を撮ってこようと思います。

今回タテジマカミキリに会えなかったら、今年最後に出会ったカミキリがキボシカミキリになるところでした。

今後は出来るだけイチヂクに近寄らないようにしよう・・と思った私でした。