ドラマ

なんでもかんでもテレビでやりぁいいってもんじゃねぇだろ!
○4才の母とか言うドラマの宣伝を観て思わず叫びたくなった。
いったいあのドラマはこども達にどう結論を出すのだろう。
気取った奴らが「答えは自分達で見つけ出すもの‥」なんていいそうだが、そんな無責任がまかり通る内容のものではない。
思春期を迎え、自分はもう大人だと思いがちな年頃のこども達に、その結末によっては計り知れない影響を与えてしまう。
仮にハッピーエンドで終われば、それに便乗する十代がどれほどいようか。
そこではドラマとは違う現実が待っている。あのドラマが現実をもとにしているとかどうとか問題ではない。
中絶とは法で認めた「殺人」である。
理由はどうあれ、親が子を殺すのだ。
それが差し引きならぬ状況で行われるそれと、自分の将来を天平に掛けたそれとでは、どれほど罪の重さが違うだろう。
あまりにむごい行為である。

では、主人公が不幸な末路を辿ったとしたらどうだろう。
年齢は兎も角、出生率の低下はもちろん中絶の増加すら容易に想像がつく。
年間に行われている中絶とはいったいどれほどのものなのか。もしかすると、原子爆弾の比ではない可能性すらある。
テレビ局はいったい何を考えているのだろうか。
所詮数字が全てな世界なのだろうが、もう少し考えてみては如何なものだろうか。