オオフタホシマグソコガネ

いたいた!オオフタホシマグソが牛糞の上を歩いていた。
牧場で配合飼料を与えられている牛糞じゃなかなかお目にかかれない糞虫だ。
どういう訳か、河川敷で放牧されている牛糞ではよく見かける。
それでも、以前に比べて、かなり少なくはなっている。
おそらく、環境ではなく、牛が食べているものに問題があるのであろう。
草を食べているだけなら、こう言った糞虫は減るはずがない。
草の他に「何か」を与えられているのだ。
アメリカのBSEが問題視されているが、虫も着かない糞をする牛の肉や乳が、どれほど安全なのだろうか。
虫が居なくなったら人(生物)は生きていけない。
植物があって、昆虫いて、そして我々動物が存在できると言うことを、深く知るべきである。

‥それにしてもこの雨の降る中、棒切れで牛の糞をつついているおれって。
となりで冷ややかな視線を浴びせている見習い君に、説得力のないウンチクを垂れる自分であった。