水ガエル

わたしが子どもの頃、ガチャガチャで水ガエルというのがあった。
夜、寝る前に、湯船に3cmほどの大きさの水ガエルを入れると、一晩で100倍の大きさになるというものだ。
しかしながら、100倍とは大袈裟な話しで、実際は10倍にも満たなかった気がする。
子どもながらに、大人は嘘つきだと、信じられなくなったものだ。
考えてみればそうである。
そもそも3cmの100倍では3mにもなってしまうではないか。
当時の湯船なんて、せいぜい120cmくらいなものだ。
そこから3mの水ガエルがはみ出しているなんて、想像するだけでもステキではないか。(∩´▽`∩)


そして、その水ガエルがいま私の目の前にある。
あれから30年にも及ぶ月日が過ぎた。今の技術を持ってすれば、100倍なんて容易いはずだ。
しかも、今度はカエルではない。カブトムシだ。
当時は、カエルの他、カメとタランチュラがあった。
今は素晴らしいことに、ヘラクレスオオカブトミヤマクワガタまである。
わたし的にはミヤマが欲しかったのだが。
さて、本当に100倍になられると危険なので、現場に持ってきての実験だ。
果たして平成の水ガエルならぬ水カブトは本当に100倍になるのであろうか!