ミルワーム
昨晩、娘が私の小屋に来て、ジャイアントミルワームを1頭貸してくれという。
一体どうするのかと聞くと、ミルワームが好きでペットとして飼っている
友達が居るとか。私の小屋に居るミルがあまりにも大きいので、見せて
あげたいとのことであった。あまり人のことは言えないが、変わったものを
ペットにする人もいるものだ。
絶対に逃がしたりしないように、充分言い聞かせて貸してあげた。
そして今日、うちに帰ると私のテーブルに普通のミルワームのカップがおいてあった。
娘に、これはどうしたのかと聞いてみると、そのミル好きの友達が、もう飽きたから
餌にしてちょうだいと渡して来たそうである。
娘は、それを私の小屋に居るレオパにあげようとしたようなのである。
わたしはそのミルワームのカップを手に取り、折角可愛がって育ててたのに、
成虫になる間に食べられちゃってもいいのかい?と聞きながら、カップを見てみた。
カップの中には、パンくずが餌として入れてあり、小さなミルワームが元気に
動き回っていた。そしてそこには、このミルワームに付けたと思われる名前が
記されていた。
「うんちっち」
・・う〜ん。なんて直球的な名前だろう。そのミルをレオパのケースに落とすと
早速レオパが咥えこんでいる。
おい、お前。そいつ「うんちっち」っていう名前なんだぜ。ありがたく喰えよ。
っとレオパに話し掛けてる自分が、ちょっと淋しく思えた、そんな日であった。