樹皮の下

晴れているのに、どうにもこうにも寒くて、じっとしていられなくなった。
こう言う日は、自分の職業が恨めしくなる。

とりあえずパトロール。林道に危険箇所はないか、偵察である。
あ・く・ま・で・も・仕事である。

ふと、松の立ち枯れが目に付いた。
これはイカン、樹皮が剥がれ落ちそうになっているではないか。
そっと樹皮を剥がしてみる。樹皮下ではムカデやクモがひっそりと、冬の眠りに就いている。
そんな中に、なにやら艶消しの上翅が目についた。
そっと取り出してみると、ミツノゴミムシダマシではないか。

・・はじめて見た。う〜んかっこいい。
ちなみにこの画像は、自宅に持ち帰ってからのヤラセ画像である。