エコライフって・・

dungbeetle2005-07-14


 環境省の某環境会議に出席してきた。どの方もこの方もと言った感じだ。会議とは名ばかりで、環境問題のスペシャリストとか仰る先生が、エコライフを勧めてくれたが、なんなら田舎に住んでみたらどうだろうか。
 最後に参加者が自己紹介する下りでは、どの方もこの方も、地域ではエコライフを実施しつつ、各地で公演活動をしているご様子で、平気で与えられた30秒を超えて、暑くエコライフを語っていた。挙句の果てには、養老先生を激しく批判する輩まで現れる始末。氏曰く『彼は環境問題の専門家と名乗りながら、電気も使うし車も乗ると公言している。ケシカラン!』だそうだ。環境問題を語る前に、もう一度小学校から国語の勉強をやり直す事をお勧めする。
 レジ袋は使わない。割り箸は使わない。自動販売機を利用しない。・・・のだそうだ。ガンバレ! 
 根本的な環境問題は現在もそうだが、未来の問題でもある。つまり教育問題でもあるのだ。いや、教育そのものが重要だと言って過言ではあるまい。我々大人たちは子供の頃に自然と触れ合う機会があったからこそ、現在の環境の急変を肌身で感じる事ができるのだ。『自然の豊かさ』こそが本当の豊かさであることを教えることこそ肝要なのである。
 自然=危険として、子供を山や川から切り離し、都会に住んでエコライフをおくって、環境を語るとは片腹が痛い。守りたいものは一体なんだ。我々人間の未来か。はたまた人抜きの自然なのか。人と自然の共存なんて問題は、当に先人が答えを出しているではないか。それこそが本来のエコライフであろう。そこまで立ち返ることが出来ないのであれば、もはや未来の大人たちに託すしかあるまい。だから教育問題なのだ。
 時間を大きくオーバーして、私のもとにマイクが回ってきた。私は、子供を自然に返すように活動していきます。と答えてマイクを回した。