ガガンボ幼虫を探そう
達磨さんに渡そうと思って採っておいたガガンボ幼虫が、みんな死んでしまったので、またちょっと採りに来ました。
こんな水路の落ち葉をめくると沢山いたのを見つけたんですなぁ。
今回はどうかな…とめくると。
ありゃ、スジエビさんこんにちは。
そして…
おや、マシジミさんこんにちは。
ちゃんとここのシジミはマシジミと同定してもらってますから、マシジミさんです。タイワンではありません。
殻の内側は鮮やかな紫色をしていて、縁はグラデーションで白くなります。
あと『歯』の形もマシジミさんです。
シジミの貝殻には歯があるんですなぁ。
さて、肝腎のガガンボ幼虫はと言いますと…
ありゃ、こう蛹になってる。
この蛹くん、帰宅後すぐさま羽化しました。
ま、ちゃんと幼虫も採りましたよ。
前回ほどはいませんでしたが。
今年の冬は採ったらすぐ送っちゃうことにしましょう。
ちなみにこれがガガンボの幼虫。
ザリガニたち
お昼休みに、県博の脊椎動物の先生がザリガニの塩茹でを持ってきてくれました。
え~!ザリガニ食べるの?エンガッチョ!!
っていう人もいるでしょう。
このザリガニくんたちは、山の中のトウキョウサンショウウオの棲んでいる水辺に、何らかの理由で入り込んでしまった子たちなんです。
ちゃんと真水で飼育して泥抜きされてボイルされた幸せ者です。
汚い・臭い・気持ち悪いの3Kを叫ばれて、今じゃ外来種のレッテルで邪魔者扱いです。
でもね、彼らだってちゃんと生きてるんです。
確かに、本来の生態系からみれば『害』です。
駆除もやむなしです。
せめて環境保護を訴える人は、全てとは言わずとも、食べられるものは食べてあげましょうよ。
彼らは、やがて食べた人の身体の一部になります。
そして今度は、その人を介して、環境保護をすることが出来るんですよ。
それこそが本当の生まれ変わりでしょう。
食材は皆、将来の自分です。
つまり、食材の棲む、或いは生えている環境もまた、将来の自分じゃないですか。
だから環境は大切にしなくちゃダメなんですよ。
県民の森
昨日は栃木県の矢板にある県民の森へ行ってきました。
鳥獣管理士のインターンシップでお邪魔したんです。
仕掛けて置いたセンサーカメラの点検などで、しばしぷらぷらと森を歩きます。
…気持ちいいですねぇ。
ブナの木漏れ日を見上げて、空気をいっぱい吸い込みます。
セシウム…少し忘れてよぉ。
足元にはラーメンが…いえいえ違います。
これはキノコです。乾燥してクシャクシャになったんですね。
今年はキノコ狩りをする人も少ないそうで。
ノシメトンボは相変わらず困った顔をしています。
本当に困ったもんだね。
原発のこと、シカのこと、イノシシのこと、アライグマのこと、オオクワガタのこと、愛好会のこと、ケンパクのこと…家庭のこと…自分のこと。
どこを見ても困ったことだらけ。
それでもね、自然は立ち止まりませんよ。
秋には動物たちだけじゃなく、こんなダメダメな人間にだって、ちゃんと糧を分けてくれます。
立ち止まって、いがみ合ってる場合じゃないんですよ。
森のように、未来の夢だけ見て行きましょうよ。